ずっと夢中なこと
私は幼少の頃、ミニバスケットボールやジャングルジム遊びなど、みんなでやるゲームに夢中でした。
性格的におてんばの私にとって、遊びに関しても一人よりは多人数の方が断然楽しく、勝ち負けがつくことが面白かったようです。
どんなことも、勝ち負けとなると自動的にスイッチが入る。
そんな私なので、小学生の頃から陸上競技会、合唱コンクール、写生大会、書道大会など、賞がかかると夢中になりました。
それほど勝ち負けに夢中だった私が、ある時バスケットボール大会に出場し3位決定戦で負けたときのこと。
「みんな、今日はよくやった!」
「勝ったらかつ丼の予定だったけれど、今日は負けたからまけ丼だ!!」
監督がそう言いました。
「たしかに… でも味はかつ丼に変わりないな~!笑」
そうつぶやいて、ほかのメンバーたちと笑い合いながら食事した情景が鮮明によみがえります。
試合の勝ち負けではなく、前回よりどれだけ上達したのか、どのくらい成長したのか、むしろそちらに夢中になっていました。
うまくなりたい! 成長したい!!
あの頃少女だった私がおばさんになった今も、その気持ちは冷めることなく続いています。
現在、私が非常勤講師としてお仕事をさせていただいている大学では、学生が教師を評価する制度があり、多くの気づきと成長の機会をいただいています。
また別のお仕事で、児童養護施設の子供たちと向き合うなかで小学生に漢字の書き順の間違いをするどく指摘されたこともあります。
あらゆる人、あらゆることから学ばせていただき、日々成長すること。
それが私のいちばん夢中なことです。
皆さんは小さなころ、どんなことに夢中でしたか?
そして、それは今も続いていますか?