お金の心配がないとしたら
お金の心配がないとしたら、なにをして暮らすかについて考えることがあります。
私にはズバリ二つのビジョンがあります。
まず、ひとつ目は…
天気の良い日はいつも主人と海に行きます(笑)
シーカヤックで波間に浮かんで釣り三昧。
家のそばの小さな畑で季節の野菜を育てます。
時々、子供たちのために “生き方” 勉強会をやります。
子供たちが日々学んでいる小さなコミュニティ(幼稚園や小学校など)のなかで、息苦しいと感じたり、つまずいたりしたときに駆け込める身近な学びの場です。
そこはただ楽な場所ではなく、楽しさのなかの大変さ、大変さのなかの楽しさを体験できる場所でなくてはならないと思っています。
もちろん、子供たちだけの場所ではなく大人の皆さんも歓迎します。
毎日頑張っておられる親御さんたちもいっしょに応援したいからです。
もうひとつは…
世界中を旅しながら、現地の人々と膝を突き合わせてとことん語り合いたいと思います。
どうしたら国境はなくなる?
どうしたら戦争はなくなる?
どうしたら貧困はなくなる?
世界的な寺子屋ネットワークをつくって子供たちが自由に行き来できるようにしたいですし、子供たちの代表を世界中から招いて地球について話し合う「子供サミット」を開催したいです。
ケンカした後にどうやって仲直りするか?
面白いアイデアをどうやって形にするか?
子供たちの目線と考えを知ることができる、そういう場所としくみをつくりたいです。
皆さんはお金の心配がないとしたら、なにをして暮らしますか?
幸せは「あっ!」からやってくる
私が幸せを感じるのは、体験のなかに新鮮さをキャッチしたときです。
「あっ、〇〇だ!」
あっ、今日は天気がいい! あっ、おいしい! あっ、きれいな花! …
その瞬間に、なんとも言えない幸せ感がワーッと押し寄せてくる感じです。
うまく言えませんが、アンテナがビビッとなにかをとらえるイメージ。
ところで皆さんは、なにかに慣れて飽きた経験がありますか?
たとえば、遊びも仕事も恋愛もどんなことも最初のうちはすごく新鮮ですよね。
だけどそれは最初のうちだけで、だんだん新鮮さが失われて飽きてしまうことが多い。
子どもたちならば、おもちゃや最近のゲームなども新しい刺激を求めて次から次へと対象が変わる。
これは当たり前の話、普通の感覚ですよね。
「あっ!」思い出しました(笑)
好きになったのは、生意気にも少し変わった子供だと言われていた私の幼少期が養老さんの幼少期と重なったからです。
小学生のころ、漢字の書き取りで先生がこう言いました。
「漢字の練習です。一つ50回、同じ字を書いてきてください。何度も同じ字を書くと練習です。」
私は言いました。
「先生、同じ字は書けません。」
同じ字を書けるわけがない、どんなに練習しても前に書いた字と同じに書くことはできないと思ったのです。
私が非常勤講師としてお世話になっている大学の名誉教授に養老さんのエピソードをお伺いする機会があり、私と似た体験をされたと聞いて、勝手に親近感を持たせていただいております。
養老さんのお話をお伺いしてから、私のなかでより明確になったことがあります。
この世の中に同じものはひとつだって存在しない。
景色、音、表情、仕事、遊び、勉強、恋愛、日々もなにもかも …
すべては「あっ!」からくるオリジナル作品だと思っています。
同じなんてないのです。
だから、日々の体験はいつだって新鮮そのもの。
私の幸せは「あっ!」からやってきます。
皆さんが幸せを感じるのはどんなときですか?
ついやってしまうこと
お仕事の現場に向かう途中などのちょっとした時間に、つい足が向いてしまう場所があります。
それは “本屋さん” です。
ものすごい勢いで買いまくって家の本棚に入りきらなくなり、押入れに本があふれ返る状態になって、さすがに主人に何とかするように言われたことがあるほど。
なぜ、それほどまでに本が好きなのか?
紙の匂いが好きということもありますが、目の前の現実とまったく異なる世界にスーッと入り込めるところがいちばんの魅力です。
本にのめり込んだのは小学生の頃のことで、読書感想文のコンクールで角川文庫最優秀賞に選ばれたこともありました。
そういえば 小学生の時の不思議な体験を思い出しました。
当時、女の子の友達がいました。
彼女はハーフであることを理由に学校でよくいじめられていました。
家の近くの公園の前を通りかかると、彼女の声がします。
「ひとみちゃん、来て!」
「ひとみちゃんなら大丈夫、お話を聞いてくれるって天使が言っているから。」
そんな呼び止め方に誘われて、彼女の面白いおとぎ話を聞くのが大好きでした。
「あたしはある国の王女なんだ。」
「でも今ここへは勉強のために来ているの。」
「いつも寂しくないように天使が遊びに来てくれるんだよ。」
「ふーん、そうなんだ~!!」
真剣な表情で語る彼女のストーリーに、私は夢中で聞き入りました。
ちょうどその頃のことです。
あれは現実だったのかと今でも信じられませんが、小人(こびと)に二度も遭遇したのです。
最初は、外に出かけようと家の玄関で靴を履いているときでした。
視線が気になってそちらを見たら目が合いました。
そのときは、あらっと思った瞬間にどこかにササッと逃げていってしまいました。
あの小さいおじさん、なに?
そう思いつつも、なにかの見間違いだろうと思ってすぐに忘れました。
ところが今度はまた、お風呂に入っているときに突然現れたのです。
玄関で見たあの小さいおじさんがお風呂場の中を歩きまわっている!
私は思わず怖くなって泣き出しそうになりながら、とっさにシャワーをかけました。
彼はびっくりした顔で私を見ていましたが、ほどなくシャワーの水に流されて排水口に吸い込まれていきました。
それを最後におじさんは私の前に現れなくなりましたが、ほんとうに不思議な体験をしました。
さて、本の世界では “言葉” がいろんなことを発信しています。
写真やビデオとは違って、本には “言葉” から想像して自分だけの世界を創り出せる楽しさがあります。
泣いたり笑ったりする主人公の顔や姿を想像し、自分の好きなように背景を思い描き、勝手にワクワクする。
時間があるとき、つい私がやってしまうことです。
皆さんがついやってしまうことはなんですか?
ずっと夢中なこと
私は幼少の頃、ミニバスケットボールやジャングルジム遊びなど、みんなでやるゲームに夢中でした。
性格的におてんばの私にとって、遊びに関しても一人よりは多人数の方が断然楽しく、勝ち負けがつくことが面白かったようです。
どんなことも、勝ち負けとなると自動的にスイッチが入る。
そんな私なので、小学生の頃から陸上競技会、合唱コンクール、写生大会、書道大会など、賞がかかると夢中になりました。
それほど勝ち負けに夢中だった私が、ある時バスケットボール大会に出場し3位決定戦で負けたときのこと。
「みんな、今日はよくやった!」
「勝ったらかつ丼の予定だったけれど、今日は負けたからまけ丼だ!!」
監督がそう言いました。
「たしかに… でも味はかつ丼に変わりないな~!笑」
そうつぶやいて、ほかのメンバーたちと笑い合いながら食事した情景が鮮明によみがえります。
試合の勝ち負けではなく、前回よりどれだけ上達したのか、どのくらい成長したのか、むしろそちらに夢中になっていました。
うまくなりたい! 成長したい!!
あの頃少女だった私がおばさんになった今も、その気持ちは冷めることなく続いています。
現在、私が非常勤講師としてお仕事をさせていただいている大学では、学生が教師を評価する制度があり、多くの気づきと成長の機会をいただいています。
また別のお仕事で、児童養護施設の子供たちと向き合うなかで小学生に漢字の書き順の間違いをするどく指摘されたこともあります。
あらゆる人、あらゆることから学ばせていただき、日々成長すること。
それが私のいちばん夢中なことです。
皆さんは小さなころ、どんなことに夢中でしたか?
そして、それは今も続いていますか?
バンジージャンプ
私がいつもワクワクするのは、なにかにチャレンジするときです。
その話にちなんで、面白いクイズをひとつご紹介したいと思います。
問題 「CHANCE(機会)を CHANGE(変化)に変えるには?」
さて、正解は…
皆さん、分かりますか?
答え 「右から二番目の “C” に小さな “T” を足す。」
というのが正解ですが、合っていましたか?
簡単に解説しますね。
“C” の文字に小さな “T” を足すことによって “C” は “G” に変化します。
すると、確かに CHANCE(機会)は CHANGE(変化)に変わりますね。
実はこのクイズ、私たちに大切なことを教えてくれています。
CHANCE(機会)がいっぱいあっても TRY(挑戦)しないと、自分に CHANGE(変化)は起きないということです。
若い頃、ニュージーランドへの旅行でバンジージャンプに挑戦したことがあります。
ジャンプ台に立って真下が見えると恐怖がピークに達して足がすくみ心臓が破れそうです。
頭が川に突き刺さって死んだと聞いたら、きっと周りの人は悲しむだろうな…
死んでも自己責任と書いてある契約書にサインしちゃったし、母は怒り狂うに違いない。
このアクティビティは絶対おかしいよ、なんでこんなことに1万円もかけるの?
私、完全にイカレてるわ~
ツアー会社の人に「本当に大丈夫?死なないよね?」などと最後の抵抗をしている最中、背中をボンと押され、その瞬間に真っ逆さまです。
あーっ、落ちるのってこんな感じですか… 皆さんサヨウナラ。
自分でもびっくりしたのは、終わってすぐにまたやりたいという気持ちになったことです。
あれほど怖かったのに。
とっても大きな充実感、爽快感、そしてワクワク感で頭のてっぺんからつま先まで満たされたのを今でも忘れ得ません。
恥ずかしながら、私のバンジージャンプ体験についてお話ししました。
皆さんがワクワクするのはどんなときですか?
私の楽しい時間
私がいつも「楽しいな!」と思うのは、人と会話をしているときです。
私の実家では祖母がテレビが大好きだったせいか一日中テレビが付いていましたが、我が家では食事のときは必ず主人がテレビを消します。
主人は口数が少ないタイプのように見られがちですが、実はとても話し好きです。
話すのも好きですが、人の話を聞くのもそれと同じくらい好き。
そのためにテレビを消す。
我が家の長年の習慣ですが、つくづくいいな~と思います。
さて、
人の話を聞く場合、大きく別けて3つの「聞く」状態があると思っています。
「音として聞く」は、
なにか言っている人がいる、なにか聞こえたなど、聞くスイッチが入っていない状態。
「話の内容を聞く」は、
話を聞こう、なんの話だろう…と、聞くスイッチが入った状態。
「考えや心情を聞く」は、
表情が豊かだな…とか、困っているのかな…とか、相手の話に積極的に向き合っている状態。
私のいちばん楽しい時間は、会話によって「考えや思い」を共有させてもらえるとき。
仕事柄、一日に200人以上の方とお会いするときがあり、すべての方とお話しできないことも多いのですが、周りに人が集まってワイワイ話している声を聞くだけでも楽しいのです。
皆さんがいつも「楽しいな!」と思うのは、どんなときですか?
ごあいさつ
皆さん こんにちは。
中澤 仁美(なかざわ ひとみ)です。
いろんな情報が簡単に手に入るとっても便利な世の中になりましたね。
ですが・・・
幸福感や価値を自分の中に見いだせるホンモノの情報ってどれだけあるでしょうか?
あれもこれも選択肢があり過ぎて自分自身を見失ってしまう。
状況に流されながら迷いのなかで生きる人が増えているのも事実のようです。
ブログを書こうと思ったのは、そのことについて皆さんと一緒に考えてみたいから。
自分っていったいどんな人間なのだろう?
なにがやりたいのだろう?
どうすれば達成されるのだろう?
自分をもっと生かす方法は?
幸せになる方法は?
情報の渦に巻き込まれて溺れてしまいそう。
「うゎー、助けて~。」
私の耳にはそんな悲痛な叫び声がどこからともなく聞こえてきます。
いまの時代は『個』が主役となってつながり合う新しいパラダイムに移行中です。
お仕事のつながりにもその変化を見ることができますね。
過去:「○○会社の**さんに」お仕事を依頼したい。
いま:「**さん(個人)に」お仕事を依頼したい。
ブランド力のある会社に入るのがいちばんの強みとされた時代は終わり、自分のブランド力を高めることが最大の強みとなる時代がやってきたのです。
自分のブランド力を高めることは「セルフブランディング」といわれます。
諸説ありますが、私が考える「セルフブランディング」には3つの要素があります。
- 自分の内面、外見、情報発信力を磨くことによって自分の可能性を広げること。そして自分の存在価値を高めること。
- 自分の価値をビジュアルや言葉でわかりやすく表現し、最適なツールを使ってそれらを必要とする人に届けること。
- 自分と周りの人がつながるなかで互いに喜び、輝き、魅力的になっていくこと。
想像しただけでワクワクしてきましたが、皆さんいかがですか?
たった一度きりの人生なのだから…
皆さんも自分のブランド力を高めて、ホンモノの豊かさのなかに生きてみませんか?